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「配当割引モデル」は、 考え方だけでも理解しよう

  1. 2008/04/19(土) 14:38:35|
  2. 株取引|
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「配当割引モデル」は、 考え方だけでも理解しよう

実際に、株を持ってみて、直接見返りとなって返ってくるのは配当です。先ほどは利益を基準に株価を考えましたが、株を持っていることの直接的な見返りである配当を基準に、株の割高・割安を考えようというのが、「配当利回り」です。たとえば、配当が50円で、株価が1000円の場合には、配当利回りは5%となります。 逆に、「配当利回りが5%くらいはあってしかるべきだ」と考えるとします。そのときに、配当が50円であれば、妥当な株価というのは、50÷0.05=1000円となります。「配当が50円のときには、株価が1000円であれば、配当利回りは5%になるので、それ以下だと割安だし、それ以上だと割高だ」などと考えます。 ところで、利益がすべて配当になるわけではありません。たとえば、1株益100円を上げているのに、配当は50円だったりします。このとき、利益を基準にするか、配当を基準にするかで、まったく株の測り方が違ってしまいます。 ここで、利益のうち、配当に回らなかった残り50円というのは、どこに行ってしまったのでしょうか。これは、一般的には、事業拡大のために再投資されているのです。要するに、配当に回らなかった分は、再投資して、翌年以降の配当を増やすことに役立っていると考えられます。株の価値は「将来の配当の現在価値の合計」 もし、その株を売らずにずっと持っているとすれば、その株を持っている見返りというのは、今後払い続けられるであろう配当によって決まります。今は、儲けたお金を再投資に同し、あまり配当されていないとしても、それは、将来、配当が大きくなって返ってくると考えるのです。 以上のように考えたときに、その株の価値というのは、将来にわたって払われる配当の合計と考えてよいのではないでしょうか。ただし、将来支払われる配当については、それなりに割り引いて現在価値に直してから合計する必要があります。たとえば、10年後に払われる配当は、10年分の金利で割り引くべきでしょう。ということは、今後毎年支払われるであろう配当をすべて現在価値に割り引いて、それを合計すれば、妥当な株価が求められるということになります。 公式にすると上図のようなすさまじい式になります。しかし、ここでは公式を完璧に覚えなくても、なんとなく理解できていれば大丈夫です。

株取引

「現在価値」と、「割り引く」という 考え方について 

  1. 2008/04/18(金) 23:36:19|
  2. 株取引|
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ここで、株や債券など、資金運用全般に共通する基本的な考え方として、「現在価値」という考え方と、「割り引く」という考え方について、簡単に解説しておきます。金銭感覚そのものを養うのにも、とても役に立ちます。ちょっと難しいかもしれませんが、できれば、感覚的に慣れておいたほうが楽だと思います。 たとえば、元本100万円を、将来に向けて貯蓄しておくことを考えます。そして、預金したときの金利が2%だとします。このとき、元本100万円を1年間預けたとき、1年後には2万円の金利がついて、合計102万円になります。要するに1・02倍になったわけです。2年目は、102万円からスタートしま すが、この102万円にまた2%の金利がついて、さらに1・02倍になり102万円×1「02倍=104万400円となります。 このように、金利をそのまま元本につけ加えて次の年にも運用に回すことを再投資といいます。そして、このように、再投資する投資を、複利運用といいます。半年ごとに再投資することを半年複利運用、2年ごとに再投資するやり方を2年複利運用といいますが、通常は1年ごとに再投資する1年複利運用です。ただ単に複利運用といえば、1年複利運用のことであり、本書ではそのような言葉遣いをします。ぶ嘔100万円、10年後には価値が違ってくる さて、100万円の元本を2%の金利で10年間複利運用した場合はいくらになるでしょうか。電卓で計算してもなかなかたいへんですが、約122万円になります。ということは、他人に100万円を貸して、10年後に返してもらうときには、122万円くらいにして返してもらわないと割に合わないということになります。なぜなら、だまって銀行に預けておけば、122万円になるからです。 要するに、現在の100万円と、10年後の100万円では価値が違ってくることになります。今の例で考えると、現在の100万円に見合う10年後の金額は、当然122万円となります。つまり、「現在の100万円」=「10年後の122万円」ということができます。このとき、「10年後の122万円の現在価値は100万円である」といういい方をします。それでは、今の例において、10年後の100万円の現在価値はいくらでしょうか。そうです、100万円を1・22で割ると約82万円となり、これが、10年後の100万円の現在価値です。 今の例でわかるように、現在の100万円が、10年後にはいくらになるかというのは、1年ごとに1・02倍して、それを10年分、割り増ししていけばよいことになります。それとは逆に、10年後の100万円の現在価値を求めるときには、1年さかのぼるごとに、1・02で割っていけばよいのです。このようにして、金利分を割り戻して現在価値を求めることを、「金利2%で割り引く」というようないい方をします。
株取引

成長力とPERの関係を理解する

  1. 2008/04/17(木) 23:01:20|
  2. 株取引|
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ところで、実際の株価を見ると、PERは実にバラバラです。平均的には、PERは20倍くらいに考えておいてよいということはわかりましたが、個別の株を見ていくと、PERはひと桁のものから、何百倍というようなものまであります。なぜこんなことになるのかというと、それは、次の年以降に、利益がどう成長していくかどうかの見方の違いによります。 たとえば、今年はI株益がともに100円である2つの企業があったとします。この2つの企業をA社と、B社というふうにしておきましょう。このとき、一般的にPER20倍くらいが妥当だとすれば、A社もB社も、株価2000円が妥当値だということになります。 しかし、A社は、来年以降も、だいたいコンスタントに1株益100円を生み出すと予想される一方で。B社は、新規事業が成功して、来年以降からはI株益が200円にアップするとすればどうでしょうか。200円の20倍ということで、4000円と評価してもよいのではないでしょうか。これは、今期のI株益100円をもとに計算すれば、PERは40倍ということになります。また、再来期以降も、倍増ではないにしても、1株益がある程度ずつ仲びていくとしたらどうでしょうか。PERは40倍よりももう少し高く、50倍(株価5000円)、あるいは60倍(株価6000円)でもよいかもしれません。

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株は長期金利と比べるのが基本

  1. 2008/04/16(水) 23:18:31|
  2. 株取引|
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株の利回りと長期金利を比べる 一般的に、株の世界で、PERという言葉は非常によく使われるのですが、その裏に益回りという考え方があることは、忘れられてしまっているか、初めから説明されていないことも少なくありません。 しかし、益回りというのが基本にあって、その上でPERという考え方も出てきています。PERということを考える裏には、必ず益回りがあるということは、ぜひとも認識しておいてください。 ところで、この益回りですが、原則としては、長期金利と比較します。長期金利とは、日本では10年もの国債の利回りですし、米国では30年もの国債の利回りです。2000年現在では、日本の長期金利はだいたい2%弱で、米国の長期金利は6%前後です。 あえてリスクを承知してまで株を買っている以上は、最低でも、国債や銀行預金などの堅実な運用手段よりは、高い利回りを要求したいところです。たとえば、日本では、益回りで2%というのが、一つの大きなめどになります。 ただし、今の日本の金利水準というのは、異常なほど低くなっているという特殊事情を考慮しておく必要があるかも知れません。歴史的には、だいたい長期金利で5%はあるのが普通です。まあ、米国並に6%を意識してもよいかも知れません。

ところで、益回り2%が基準とすれば、これに相当するPERは何倍ということになるでしょうか。株価が100に対して、―株益が2だったら、益回りが2%になるわけですが、その逆数ということで、PERは50倍になります。ですから、益回り2%は欲しいということだと、PERとしては、50倍を超えてくると割高だということになります。


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最もよく使われる指標を見てみよう

  1. 2008/04/15(火) 23:13:12|
  2. 株取引|
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PERは最もポピュラーな指標 まず、株の割安・割高を見る最も有名で、最もよく使われる指標から見ていきましょう。プライスーアーニングーレシオ(PER)、つまり、株価と1株益(1株当たりの純利益)の比率であり、株価収益率ともいいます。要するに、1株益を基準にして、株価がその何倍で買われているのか、ということを見る指標です。 たとえば、1株益が100円で、株価が1000円の場合には、「PERは10倍である」といいますし、1株益が同じく100円なのに株価が2000円しているときには、PERは20倍といいます。PERの裏に益回りあり そして、この裏返しの指標として、益回りというのがあります。これは、今の株価に対して、どのくらいの利益が生み出されているのかという利回りです。たとえば、1000円の価格の株があって、この1株益が100円だとすると、益回りは10%ですし、1000円の株価に対して、I株益が200円出ていれば、益回りは20%ということになります。 銀行預金や債券などでは利回りという言葉を使いますが、株の場合には益回りという言葉を使います。「利回り」というのが、元本に対してどのくらいの利息で回るのかをいっているのだとすれば、「益回り」とは、元本(=株価)に対して、どのくらいの利益で回るのかという意味です。81ページでは、純利益を時価総額で割ったもの(――株益を株価で割ったもの)についても、便宜上「利回り」という詮日葉を使いましたが、これは、正確には「益回り」のことです。 公式からも明らかなように、PERと益回りというのは、数学でいうところの逆数の関係(分母と分子がひっくり返った関係)にあります。益回りが10%(=O.1)のときには、株価は1株益の10倍あるわけですから、PERは10倍になりますし、益回りが20%(=O・2)のときには、PERは5倍となります。

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